仲良しのユーザーさんに誘ってもらい
鳥取へ補助犬使用者の研修旅行に行ってきました。
盲導犬10頭と、そのユーザー、ボランティア21人の
程よい人数の1泊旅行でした。
いやーホント楽しかったです。
本当に本当に楽しかったです。
私が経験した旅行の中で
5本の指に入る位 思い出深い旅行になりました。
実は私・・・
今年5月 ティップを見送り
引退犬ボランティアの肩書きが取れた今
補助犬や引退犬の支援は
これまで通り 影ながらでも続けていくつもりではいましたが
こんな風に、盲導犬や引退犬、ユーザーたちはもちろんの事
ティップの元ユーザーと係わるのは
ひょっとしたらこれが最後になるかもしれないなと
密かに思っていました。
そりゃ引退犬を又引き受ければ
そんな機会にも恵まれるでしょうが
この不景気の波は、我が家にもご他聞に漏れず押し寄せ
非常に苦しい台所事情を強いられており
私の体が動く内は、ずっと引退犬と暮らして行きたいという思いは
残念ながら 今のところ中断せざるを得ない状況なのですね。
無理すれば何とかなるかもしれないし
じゃあ もひとつ一踏ん張りして・・・。なんて事
家長である父ちゃんに、とても言い出せません。
なんたって、家族の協力があってこその
引退犬ボランティアですものね。
だからこそ 今回の旅行で
ワラワラと盲導犬たちに塗れたいと楽しみにしていました。
そして一番の楽しみは
ティップのユーザーSさんとティップとの思い出話に浸る事でした。
何と言っても、ティップとの事をエンドレスでお話出来るのは
Sさんを置いて他に居ませんから。
だけどそのSさん。
道中のバスの中でも、昼食の時もパソコンを持ち込み
シャカシャカとキーボードをたたいていらっしゃいます。
今まさに行われている東海道五十三次盲導犬使用者ウォークリレーの
段取りやら、連絡やらで、その主催者で代表のSさんは
とてもお忙しそうです。
Sさんの足元に居るパートナーのヤードは
退屈そうに・・・ではなく とても嬉しそう
と言うか、その状況を喜んでいるかの様です。
歩く事より、寝る事が大好きなヤードは
その間ずっと寝る事が出来るワケですから・・・。

でも私はヤードの様に
このせっかくのチャンスを、寝て過ごしたくありません。
かと言って、Sさんの仕事を中断させるわけにはいきませんしね。
こんな私でも、それなりの心配りぐらいは持ち合わせておりますのよ。
(えへっ)
何もユーザーはSさんだけじゃなし
いろんなユーザーさんや、そのパートーナーと
たくさんお話をさせて頂きましたよ。

オーロラ

アンディ

ティップにそっくりなフォルン

オルティ

初めましての、スタンプーのラテちゃん
「私を、ラブやGRと一緒にしないでね!」
と、思っていたかどうかはわかりませんが
ツンとすましながらも、両方の鼻の穴から
鼻水が垂れていたのを私は見逃しませんでした。
可愛かったですね。
このまま連れて帰りたい衝動に駆られました。
ユーザーは、アメリカ人の方です。
日本で暮らしていらっしゃる以上
簡単な日本語ぐらいはと思ったのは・・・甘かった。
オンリーenglishでございます。
それなら、身振り手振りでどうだ!と思うも
よく考えたら、よく考えなくてもそうなんですけど
ユーザーは、目が不自由なんですよね。
仕方ない! ここぞとばかり、私の流暢な英語を初披露しますた。
って、大ウソです。
ガイドヘルパーさんの通訳付きでお話をしましたけど
ナニカ?

アモーレ

アイアン

エリー
そして、夕食の時
やっとSさんとお話をするチャンスが巡って来ました。
どうやらSさんもその時を待って下さっていた様で
こうなりゃ Sさんと私 夜を徹して・・・は少々大袈裟ですが
それ位長く話をしました。
もちろん最初はティップの話から始まり
支援の事、キャリアチャンジと引退犬の線引きの事、今後の事
いつも私が、んん?その話 おかしんでねぇのと思っていた事等
場所も、うどん屋さんから私とオーロラ&ユーザーの部屋に移動し
ユーザーやボラたちも何人か加わり
ガールズトーク いやボーイズ&ガールズトーク
すみません 見栄をはりました。
じじばばトークで盛り上がりました。
Sさん ぼろっと私に言いましたですよ。
「僕と○さん(私の名前)の関係って何なんだろうね」と・・・。
「ユーザーと引退犬ボラの関係だろうけど
友達でもないし、悩みを打ち明ける仲でもないし・・・」
「ティップの話をしているととっても満足な仲じゃないですか?」と私。
「ダヨネ?」とお互いみょーに納得したりして。
そして私
「ティップの話をして満足な仲」のSさんから
帰りのバスの中で呼び出されました。
次のSAで「男子トイレまで手引きをしてくれ」
とか言われるのかと思い
「いくら私がオサル顔のオトコ顔とは言え
オトコ便所までは入れまテン」
の言葉を準備して、Sさんが座っている座席まで移動すると・・・。
私もSさんも所属している もうひとつの会で
Sさんは、副会長をしながら
補助犬部 いわゆる盲導犬使用者や引退犬ボランティアを発掘したり
サポートしたりコーディネートをする部に所属し
活動をされているのですが
そのお手伝いをしてくれないかと言う申し出でした。
「それはティップからの命令ですか?」
とお聞きすると
Sさんは、しっかり首を縦に振られました。
「ティップからの命令じゃあ逆らう訳にはいきませんね」
今度から私はSさんの部下になるワケですか?」
と聞くと「丁稚かな」と・・・。
部下でも丁稚でもパシリでも私はかまわないのです。
今まで通り いま以上にティップの仲間たちや
ユーザー、そしてSさんとの関係が続く事や
ずっと応援できる事をとても嬉しく思い
いろいろ不安はいっぱいではありますが
ティップからの命令をお受けする事にしました。
ティップとの闘病中
私は、ティップの出身協会
特に担当のOさんにとても助けて頂きました。
まるでこっちの状況を見計らったようなタイミングで
かかってくる電話。
まるで痒い所に手が届くかの様でした。
そのOさんの電話にどれだけ励まされた事か
こんなに助けて頂いたのだから、いつか恩返しをしたいと
予々思っていたのですが
Sさんのお手伝いをする事で、少しでも協会のお役にたてたらと・・・
私が所属する会と盲導犬協会とは、会は違うとは言えど
コンセブトは一緒ですもの。
あの時Oさんに声を掛けて頂いたように
今度は私が、今から係わって来る方々に掛けてあげたいなと
心からそう思います。
まっ Oさんと比べ 私は大いに経験不足、知識不足ですが・・・。
でも、その分ティップが
空からいろいろアドバイスしてくれるでしょう。
ティップに導かれて参加したこの旅行。
今回もティップは、大きな宿題を私に出しました。
同じ様にティッブの命令で始めた点字も
今後 役にたちそうなヨカンです。
それにしても、いろいろな事が1本の線で繋がっているんだなと
つくづく思いましたですよ。
今回の旅行で、その線を見つける事が出来た様に思い
家に戻っても
これからの展開にワクワクしています。
この不景気に負けるもんか!
ええ がんばりますよ?

左からラテ、アンディ、オーロラ
各ユーザーさん ビューティなお顔を載せれずごめんなさいね。

朝 ホテルの前の砂浜で遊ぶ
オーロラとアンディ
私の大好きな写真です。